the mornings(バンド)part.4|20代クリエイター限定インタビューマガジン creatalk

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4.自分の好きな音楽が、稼げる音楽ではなかったから

the mornings インタビュー(聞き手:田島太陽/写真:市村岬)ーーではこっからは個別にいろいろお伺いします。まずポンタさん。純也さんとけいかさんはその間にアンケートを書いといて下さい。

純也けいか:はーい。

ーー音楽始めたきっかけは何だったんですか?

ポンタ:中学の時にバンドをやろうって誘われたのが始まりで、それが最初ですね。家に兄貴のギターがあったから、じゃぁギターやるわって。あと小さい頃ヴァイオリンをやってて、ギターみたいに弾いて遊んでたんですよ。だからずっとやりたかったんだろうな~って最近になって思ったりしたんですけど。

ーーなんでヴァイオリン!?

ポンタ:わっかんない。4歳とか5歳くらいの頃だから覚えてないんだよなぁ。確か俺がやりたいって言ったんだけど。

ーー小さい頃にこういう仕事したいとか思ってました?

ポンタ:おもちゃ屋さんやりたいとか、ほんとフツーに。あと漫画家もいいなぁって思ったり。

ーー最初に買ったCDって覚えてます?

ポンタ:自分で買ったのは、EAST END×YURIの「MAICCA」を。小学3年生くらいかな、何で買ったんだっけなぁ。夜遊びっぽい感じがオシャレとか思ったのかな。今もそういう都会っぽい音は好きかもしれない。小学生くらいの頃は「HEY!HEY!HEY!」とかMステとかにもTHE BLANKEY JET CITYとかThee Michelle gun elephantとかTHE HIGH-LOWSとか出てて、あの人たちのライブを観てカッコいいなって思ったのが、今やってることのファーストインプレッションかもしれない。

ーーポンタさん自身はどこかでミュージシャンになりたいって思った時期はあるの?

ポンタ:大学入ってくらいの頃はちょっとあって、でもさっき話してたみたいに……あ、来た。

[ラリーさん登場]the mornings インタビュー(聞き手:田島太陽/写真:市村岬)

ラリー:すみませ~ん……(小声)

けいか:何してたの!?

ラリー:あの、寝坊を……。

純也:何してんだよ(笑)。

ーーえーと、とりあえず続けますね。なんでしたっけ?

ポンタ:自分の好きな音楽が、それだけで食べれるほどお金稼げるものではないんだなって思って、大学入った頃に。だから働きながらやるのが一番正解だろうと。例えば、お金を稼ぐためにメジャーのレーベルから自分らの音楽性を曲げて出したりとか、ライブを大きいスタジアムでバンバンやったりとかってのは、自分の好きな音楽の美しい姿じゃないだろうなって考えてて。

ーー美しい姿かぁ。でも今は仕事も結構忙しいんでしょ?

ポンタ:印刷関係でやってて、まぁ忙しいっす。やっぱり最初は、言い方がアレかもしれないけどクリエイティブな仕事に憧れがあって。でもお金が絡むことが主体のもっていうのは、やっぱり純粋にやりたいこととはちょっと話が違うんだなと思いながら、今は割り切ってやってる。バンドは利益を出すためにやってるわけじゃなくて、やりたいからやってるわけで、だから俺の中ではバランスがとれてるのかなーと思ってます。多分バンドやりながらじゃなかったら、仕事もちゃんとやれてなかった気がするし。

the mornings インタビュー(聞き手:田島太陽/写真:市村岬)ーーでは来て早々なんですけど、続いてラリーさんに伺います。なんででラリーさんって呼ばれてるんですか?

ラリー:え……いきなりそれ(笑)。あーええと、昔僕はアメリカに住んでてね、向こうにいた頃に……

[ちょっと問題ある内容だったのでカット]

ーーあぁ……、さすがにそれは書かないでおきましょう(笑)。日本に帰ってきたのはいつですか?

ラリー:大学の時です。もともと東京に生まれて、小学校1年生の時にアメリカに引っ越して、中2から高1まで日本にいて、また戻ってっていう。9年間くらい向こうに住んでたんです。大学の時に帰ってきて、サークルで知り合ってバンドをやるようになったんです。最初は俺とポンタで……

ポンタ:それもう話したから。

ーー聞きました。

ラリー:ああ(笑)。

ーー音楽はいつから?

ラリー:ちゃんとやり始めたのは大学1年生くらい。アメリカではちょっとギターやってて、全然しっかりしたバンドじゃなかったんですけど。家のガレージに機材を入れて練習したりとか、そういう人たちと遊んでた感じです。

ーー何聴いてました?

ラリー:Beastie Boysとかかな。あとオルタナティブみたいなのが流行ってて、そういうのもすごい聴いてましたね。日本の高校にいた時はロックに詳しい英語の先生がいて、その人の家に行ってプログレとかフォークとか、BEATLESとか全部聴かされたり。10本もあるBEATLESのビデオ観せられて、「基本はBEATLES!」みたいな。何でも昔から好き。テクノとかも聴いてたし。

ーーこういうミュージシャンとかこういうベーシストになりたいんだとか、具体的なものってあります?

ラリー:うーーーーん。すごい好きだとか、憧れみたいなものはありますけど、この人みたいに! ってのはないかもしれない。Prefuse73のスコット・ヘレンって人が好きなんですよ。すごくHIP HOPなんだけど、電子音楽とも絡んでる人で、生ドラムとシンセとか電子系の機材を使ってて、ジャンルとかをごちゃまぜにしちゃってるタイプの人。コーネリアスもすごい好きだし、センスよくなんでも引っ張って吸収するようなアーティストはかっこいですよね。

ーーライブの時って、基本ラリーさんは大人しい感じじゃないですか。それを俺は毎回観てて不思議だなぁと思ってて、何を思って前の2人を見てるんだろうって気になってたんです。

the mornings インタビュー(聞き手:田島太陽/写真:市村岬)ラリー:何を思って!? ……それは、もう、ひたすらズレないように、ただそれだけかもしれない(笑)。気持ちは前の2人くらい暴れたいんですけど、そうすると話にならないっていうか……。それはバンドを続けてやっと気付いたんです。はじめの頃はヒドくて、気持ちよく暴れてればいいみたいな感じでやってたんだけど、それが本当にクソすぎて。今はちゃんと音楽をやるって方向で進んでるし、いい演奏したいから我慢してます。理想は上手くなって、弾けて暴れられるってところまで持ってきたいんですけど、まだそこまで至ってないので。

ポンタ:ちなみに昨日も4拍ずれてました。

ラリー:すいませんっ!

アンケートより



ポンタさん
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ラリーさん
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the mornings
(バンド)

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ポンタ(84年生まれ/Vo,Key,Gt)、純也(84年生まれ/Gt,Vo)、ラリー(83年生まれ/Ba)、けものけいか(84年生まれ/Dr)からなるバンド。大学生だった03年に結成し、05年には自主的にアメリカツアーを敢行。全員が社会人になってからも精力的に活動を続け、EPやスプリット盤をリリース。
今年は東京オルタナシーンの有力バンドが集結した「TOKYO NEW WAVE」、HIP HOPシーンの注目レーベル「術ノ穴」、DEADKENNEDYSのトリビュート盤など様々なコンピレーションプロジェクトに参加、9月に東京大学で行われた「東京BOREDOM」にも出演、主催の一部を担った。変拍子や転調を多用したトリッキーな楽曲でフロアを熱狂させる爆発的ライブパフォーマンスが特徴。毎週末新宿Motion、秋葉原GOODMANなど様々なライブハウスで活動中で、もうすぐ待望の1stアルバムも発売予定。
公式サイト:*the mornings web paper*
twitter:@the_mornings
(ポンタ:@the_ponx、純也:@usamigeboku、ラリー:@magicalrally、けいか:@kemono_keika

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