まつきあゆむ(26歳/ミュージシャン)|20代クリエイター限定インタビューマガジン creatalk

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#04 まつきあゆむ(26歳/ミュージシャン)

まつきあゆむ(26歳/ミュージシャン)

profile

1983年生まれ。14歳で自宅録音を始め21歳でCDデビュー、その後4枚のアルバムをリリース。07年にはmyspaceで毎週永続的に新曲を発表すると宣言した「新曲の嵐」をスタート。2010年1月1日にダウンロード限定でまつきあゆむが直接販売する『1億年レコード』を発売し、リスナーから活動資金のための寄付金を集めるMAF(マツキアユムファンド)を開始したことで話題を呼ぶ。今年4月には全国を旅行しつつ、旅先でのライブをUSTREAM中継するスタイルのツアー「旅行」を敢行。USTREAMにてインターネットラジオ「ほうかご実験クラブ」を毎週土曜日放送中。

【公式サイト】まつきあゆむ -ヘッドフォンリスナーズサイクリングクラブ-

introduction


 まつきあゆむさんは全ての音を自宅で録音して新曲をmyspaceで毎週発表し、アルバムを自主販売しているミュージシャンだ。
 僕の場合、最初に曲を聴いた時は「《自宅で自分で録音して自分で売っている人なのに》こんなに良い曲なんだな」と驚いたが、聞けば聞くほどに録音方法や販売方法などは本当にどうでも良いことなんだと感じさせられた。ただ単純に素晴らしい楽曲を作っていて、それをたまたま自分で販売している、それだけのことだ。でも未だかつて誰もこの試みをやらなかった。

 ある作家の作品がひとつ売れたことによって作家にいくらの収入が入るかというのはジャンルやシステムによって大きく異なるが、実態はあまり知られていない。例えば画家ならば絵を置いてくれた画廊によりかなりの差異がある。小説家であれば通常は販売価格の10%程度。そして、ミュージシャンは約2%。
 では残りの98%はどこに消えるのか?
 CDをリリースしてもまるで生活が成り立たない状況に直面し、そんな当たり前のことに疑問を持ったまつきさんがたどり着いたのが、全てのリスナーに自分で直接売るという方法だった。
 もちろんまつきさんは金銭的不満だけで直接販売を選んだわけではなく、現状の音楽の販売システムの中で抜け落ちてしまう何かをすくい上げるために模索し、ようやく見つけたひとつの可能性だ。
「メジャーデビューすれば音楽だけで食って行ける」というイメージがただの幻想となりつつある今の音楽業界で、まつきさんは音楽家として生きるための新しい方法論をひとつ開拓した。この試みはツイッターなどで現在進行形で話題を呼んでおり、同じ方法論で自分の曲を売ろうと考えるミュージシャンも今後多数現れるだろう。

 まつきさんは『1億年レコード』のリリースにより有名音楽雑誌などの取材も受けており、このような小規模なサイトの取材では断られてしまうのではないかと心配していたが、快く受けて頂けたことにも驚いた。2万字を超える文量だが、まつきさんのこれまでの歩みと今の時代で音楽に賭ける想いを充分に語って頂けてたとても楽しいインタビューとなった。

(取材・文:田島太陽/写真:市村岬/取材日:2010年1月29日)

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まつきあゆむ
(26歳/ミュージシャン)

まつきあゆむ(26歳/ミュージシャン)

1983年生まれ。14歳で自宅録音を始め21歳でCDデビュー、その後4枚のアルバムをリリース。07年にはmyspaceで毎週永続的に新曲を発表すると宣言した「新曲の嵐」をスタート。
2010年1月1日にダウンロード限定でまつきあゆむが直接販売する『1億年レコード』を発売し、リスナーから活動資金のための寄付金を集めるMAF(マツキアユムファンド)を開始したことで話題を呼ぶ。今年4月には全国を旅行しつつ、旅先でのライブをUSTREAM中継するスタイルのツアー「旅行」を敢行。
USTREAMにてインターネットラジオ「ほうかご実験クラブ」を毎週土曜日放送中。

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